【金属より飛ぶの?】軟式木製バットのメリット・注意点を解説します
はじめに
軟式で木製バット?
金属より飛ぶならアリかな?
それじゃあ軟式木製バットのメリット・デメリットを解説していくよ!
わかること
- 軟式木製バットのメリット【4つ】
- 金属バットより飛ぶのか
- デメリット・注意点【3つ】
- 野球歴10年以上
- 軟式木製バットを3本使用経験あり
- 硬式木製バットの記事も執筆!
材質 | 手首の 負担 | 操作性 | 打球の 強さ | 飛距離 | 軟式球との相性 | 耐久性 | コスパ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
軟式木製 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
硬式木製 | 〇 | △ | 〇 | △ | △ | 〇 | 〇 |
金属 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ |
高機能 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ |
軟式木製のメリット【4つ】
手首の負担が軽い
木製バットには特有の打感があります。
芯でとらえるとボールが手にひっつく感覚があるのです。
ボールの弾きもいいし感触は最高だよ!
この打感が手首の負担をやわらげてくれるのです。
硬式木製でも同じように打感がいいのですが、打感は硬めです。
飛距離も軟式木製と大差ないので、基本的には不要でしょう。
硬式用のほうが重いけど、飛距離はほぼ同じだよ
もし軟式野球で木製バットを使用するのであれば、軟式木製バットをオススメします。
流し打ちがしやすい
そもそも木製バットは流し打ちしやすい材質です。
ヘッドを走らせるとバットがしなってくれるので、そのおかげで流し打ちがしやすいのです。
バットの表面が滑りやすくなっているので、インコースの球も流し打ちすることも可能です。
バットコントロールのしやすさは随一だよ!
使用する際にはグリップ力を高めるためにグリップガードを使うのをおすすめします。
グリップガードは木製バットと相性が非常にいいのでぜひお試しください。
軽いバットが多い
硬式木製バットと比べても軽いのが特徴です。
高機能バットと比べても軽い場合があるよ!
その一因はバットのヘッドがくり抜かれているからでしょう。
「先端くり抜き効果」の記事でも書きましたが、木製バットは先端がくり抜きされているものがほとんどです。
先端が軽くなるので少ない力で振ることができます。
安打製造機になりたいならピッタリの材質だね
変化球の対応もしやすくなるよ
公式戦でも使用できる
木製バットは基本的にどんな試合でも使用できます。
しかし大会ルールによっては使えない場合もあります。
軟式木製は『J.S.B.B』のマークが無くても使えるんだね
だけど硬式で軟式木製バットは使えないから気を付けてね!
【コラム】
『J.S.B.B』や『BFJ』とは何か?
そういえばJ.S.B.Bって?
「全日本軟式野球連盟公認マーク」だね!
※J.S.B.Bマークが無いと軟式野球の公式戦で使えません。
※しかし木製バットは関係ありません。
ちなみに硬式木製バットには『BFJ』と書いてあります。
これは「日本野球連盟公認マーク」です。
※BFJマークが無いと硬式野球の公式戦で使えません。
とはいえ軟式野球でも『BFJ』バットを使える場合もあります。
金属バットより飛ぶのか
材質 | 手首の 負担 | 操作性 | 打球の 強さ | 飛距離 | 軟式球との相性 | 耐久性 | コスパ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
軟式木製 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
硬式木製 | 〇 | △ | 〇 | △ | △ | 〇 | 〇 |
金属 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ |
高機能 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ |
結論、軟式木製バットのほうが飛びます。
なんで木製バットのほうが飛ぶの?
それはボールがつぶれにくいからだよ
ボールがつぶれてたわんでしまうと、空気抵抗が大きくなってしまいます。
その結果として飛距離が出なくなってしまうのです。
ちなみにこれを極限までおさえようとしたのが高機能バットだよ
デメリット・注意点【3つ】
水分・湿気に注意
木製バットなので水分と湿気に弱いという難点があります。
具体的にどうすればいいの?
- 雨の日はぜったいに使わない
- 高温多湿を避ける
- 乾燥のしすぎに注意する
湿気にも乾燥にも気をつけないといけないんだね
とはいえ神経質になることはないよ
こういう場所で保管してね!
折れる可能性がある
木製バットは折れる可能性があります。
プロ野球でバットが折れるシーン何回か見たことあるよ
劣化したバットなら草野球でも同じようなことが起きるよ
- バットが劣化していた
- グリップ付近で打ってしまった
- 木目を合わせていなかった
え?木目を合わせるってなに?
実は木目を合わせないとバットが折れる可能性が高くなるよ
耐久性が高い木目で打つ方法は意外と簡単だよ!
木目を合わせる・打つ方法
バットを構える
ロゴ・マークがある面を投手へ向ける
ミート時はロゴ・マークがない面で打つ
バットを構えるときにロゴ・マークがある面を投手へ向けるだけで、強い木目側で打てるようになります。
ロゴ・マークがある面は弱い木目なんだね
そうだよ!逆にない面は強い木目だよ
こっちの面で打てるようにさっきの方法でバットを構えてね
高機能バットのほうが飛ぶ
やっぱりそうなんだね
とはいえ高機能バットは木製バットの3,4本くらいの値段がする場合もあります。
どちらがコスパいいのかは個人差があるでしょう。
しかし飛距離を求めるなら高機能バットがおすすめです。
まとめ
ここまで軟式木製バットのメリット・デメリットなどお話ししてきましたがさいごにおさらいです。
材質 | 手首の 負担 | 操作性 | 打球の 強さ | 飛距離 | 軟式球との相性 | 耐久性 | コスパ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
軟式木製 | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
硬式木製 | 〇 | △ | 〇 | △ | △ | 〇 | 〇 |
金属 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ |
高機能 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ |
- 軟式木製のメリット
- 手首の負担が軽い
- 流し打ちがしやすい
- 軽いバットが多い
- 公式戦でも使用できる
- 事前に運営側へ相談がおすすめ
- 金属バットより飛ぶのか
- 軟式木製バットのほうが飛ぶ
- デメリット・注意点
- 水分・湿気に注意
- 折れる可能性がある
- 高機能バットのほうが飛ぶ
木製バットは軟式だけでなく硬式用もおすすめです。
練習用としても活躍してくれるので、ぜひご検討ください。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!